多孔式より、さらに痛みを少なく!
開胸手術
肋骨と肋骨の間を無理やり押し広げる
➡ 痛みが強い

胸腔鏡手術(多孔式)
➡ 痛みが軽減

胸腔鏡手術では、創部を押し広げる操作は無いので、開胸手術に比べて痛みは軽減されます。
通常、3~4か所の穴をあけて行っています。これを1か所の穴で行い、さらに痛みを少なくするのが、単孔式手術です。 ただし、多孔式で用いているいつもの器具で単孔式を行おうとすると上手く行きません。
胸腔鏡手術(単孔式)

穴の直上でそれぞれの器具の持ち手が重なり、うまく操作できなくなる。

わざと長さの異なる器具や大きく曲がった器具を使うことで、持ち手が重ならないように工夫。
単孔式手術の実際(動画)
1か所しかない穴を有効活用するために
道具さえあれば簡単にできるというものではありません。4cmの穴1か所しかないので、最大限に使えるようになるためにも、シミュレーションを重ねて、質の高い単孔式手術を提供できる様、日々の研鑽は欠かせません。

