転移性肺腫瘍とは
様々ながんが肺に転移します。
がん細胞は、発生した臓器(原発巣)から離れ、血液の中に移動します。また全身の血流は肺に還流し、肺内の毛細血管を通過します。
そのため肺は血液のフィルターのような働きがあり、血液中のがん細胞は肺へ生着する頻度が高くなります。肺に生着したがん細胞が増大し、画像上確認された場合、これを転移性肺腫瘍と呼びます。
手術の適応
大腸がん、腎がん、乳がん、子宮がん、精巣がん、骨肉腫、軟部肉腫など、様々な転移性肺腫瘍が手術の対象となります。
一般的な手術として、下記のような条件が挙げられます。
- 全身状態が手術に耐えうること
- 十分な肺機能を有すること
- 原発巣が治療によりコントロールされていること
- 複数の転転移性肺腫瘍がある場合、全てが切除可能であること
- 肺以外に転移巣がないこと
手術の方法
転移性肺腫瘍の手術は胸腔鏡下肺部分切除が一般的です。
腫瘍の大きさや個数により、胸腔鏡だけでなく、開胸やロボット支援下に肺区域切除や肺葉切除を行うこともあります。